フラクセルレーザーとは?
- フラクセルレーザーとはエルビウムグラスヤグレーザーという種類のレーザーです。波長は長く1540nm(ナノメーター)です。この波長は通常の美容外科で使用されているレーザーの特徴である「ある一定の色、色素に反応する」という原理から少し外れており「水分を含んだものに反応する」という性質が強くなっています。(ほくろやイボの治療で使用する炭酸ガスレーザーもこの水分に反応するという性質を持っています)皮膚は当然水分を含んだ組織ですのでこの波長に反応します。
- このレーザーを直径80〜180μm、進達度約0.3〜1ミリ、照射間隔約0.2〜0.3ミリで「皮膚に針で穴を開けるように」照射していきます。照射直後は生け花で使う剣山(針が密集したもの)で皮膚に孔を開けたような状態を想像してください。
- フラクセルには大きく分けて2つの作用があります。1つは「熱収縮作用」です。レーザーで孔を開けるという事はすなわちレーザーで皮膚を蒸散させることです。フライパンでお肉を焼くとお肉が縮まるように、皮膚もレーザー照射によって縮まります。この作用によってたるみ、しわ、毛穴、ニキビ跡の凹みなどが改善されます。もう1つは「皮膚の入れ替え作用」です。孔の開いた皮膚はそのまま、という訳にはいきません。当然孔の開いた部分は周囲から新しい皮膚が再生してきます。新しい皮膚は当然メラニンの少ない、きれいな皮膚が再生されてきますので、シミ、くすみ、肝斑などに効果的ですし、皮膚を入れ替える事によって毛穴やニキビ跡、様々な傷跡、妊娠線、成長線、リストカット跡などに有効です。
- 最終的には毛穴の目立たない、シミやくすみのない、皮膚に張りがある、「ベビースキン」を目指します。
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治療の実際
治療範囲を専用の青いインクで着色します。このインクを塗ってある皮膚へのみレーザーが反応します。その後オリジナル麻酔クリームを塗布して30〜60分待っていただきます(この時間はマッサージ室で雑誌を読んだり、お茶をしながら過ごせます)。
患部の皮膚表面をチップ(レーザーが照射される端末)でなぞるように(ローラーを転がすように)照射していきます。患部を一回照射すると1平方センチあたり125もしくは250個の目に見えない小さい孔をを皮膚表面に開けていきます。この孔の数をMTZと呼んでおり、125個と250個の2つのモードが選べます。患部を縦→横→縦→横という感じで隙間なく、照射ムラがないように治療していきます。同一部位を125MTZで8往復照射すると1平方センチあたり1,000個の孔が開きます。250MTZで10往復すれば1平方センチあたり2,500個もの孔が開きます。1平方センチあたり2,000個の孔が開くと皮膚の表面積の約12〜15%が入れ替えられる事に相当します。通常は麻酔クリームを塗布してから治療を行いますので強い痛みはありません。サーマクールと比較すればわずかな痛みです。
照射時間は顔全体で20〜30分程度、両頬ならば10〜15分程度です。腹部や首など、体中どのような部位でも治療が可能です。フラクセルレーザーの照射後は30〜60分程度患部のジンジンとした痛みがあります。
インクを落としてから、各種薬剤、美肌成分(プラセンタ原液、リン酸化ビタミンCローション、カイネレースクリームなど)を導入し、皮膚をよく冷却して終了します。治療当日からお化粧は可能ですが、出来れば当日はお化粧しない方が好ましいです。帰宅後は手渡されるスケジュール表通りにアフターケアを行ってください。
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フラクセルで治せるものは何か?
以下のようなものが主に治療の対象となります。単一の治療効果ではありませんので、患者様によっては一石二丁、三丁の効果が得られます。特に従来の治療方法やレーザーでは限界があった「毛穴」「ニキビ跡の凹み」「妊娠線や傷跡」に効果が得られます。
熱による収縮作用:たるみ、しわ、毛穴、ニキビ跡
皮膚の入れ替えによる作用:しみ、くすみ、ソバカス、肝斑、傷、 リストカット跡、妊娠線、成長線、
毛穴、ニキビ跡、化粧のり、肌のきめの細かさ、皮膚の透明感
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フラクセルの照射イメージ


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レーザーを照射したエリアの周囲に健康な組織を残すのがフラクセルの画期的な発想です。レーザー照射によって、剥がれ落ちる古い皮膚の部分をMicrothermal Zone(MTZ)といいます。スポット径が80〜180μm、照射深度300〜900μm、スポット間隔200〜300μm位ですので、肉眼では確認できません。
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マイクロスコープによる表面像
MTZは、肉眼では確認できませんが、マイクロスコープ(顕微鏡)でしか見えないほどの微小なドットによって、古い皮膚が凝固され、治療後は強い日焼けをした感じになります。
MTZ
●スポット径 80〜180μm
●照射深度 300〜900μm
●スポット間隔 200〜300μm |
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スポットの間隔、照射密度は、変えることが可能です。 また出力を変えることで凝固する深さを300〜900μm(1mm弱)まで変えることもできます。従いまして、しわやアクネスカーといった真皮層のコントラクションやコラーゲンの再生効果を強くほしい場合は出力を上げるということになります。 今の段階では、皮膚の入れ替えをして若返りを図るというのであれば300μmで充分であると思われます。密度やパワーを上げていけばどこかで‘崖っぷち’のぎりぎりの線があるはずでありますが、現段階では‘崖っぷち’がどこであるかははっきりしておりません。 キーメッセージは「肌が入れ替わる」であり、それ以外の色素斑が消えるとか、小じわが伸びるなどはサブメッセージです。 それらは他のレーザーなどでもできますが、皮膚を入れ替えて、ベービースキンにできるのは、これしかないのです。
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ミクロ組織
| Fraxelのパルスを照射した皮膚は、スポットが0.08mmと非常に小さいので、ケラチノサイトが内側に回りこんで、凝固した表皮のかけらを押し上げるように新しい皮膚に入れ替わることができます。このように、フラクセルの最大の特徴は、変性させた組織の周囲に健康な組織を残すということです。そのため、徐々に新しい皮膚に置き換えることができるようになったのです。 |
壊死を起こした微小な表皮細胞片
Microscopic Epidermal Necrotic Debris (MEND)


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症例1:肌のキメが整った例
症例2:肌的な若返りが得られた例
頬、目元、くびの若返り。小皺は勿論、シワ、たるみがとれ、5〜10年くらい若々しい肌に生まれ変わっております。このような劇的は若返りは、従来のレーザー治療では不可能でした。アンチエイジングの切り札と名指しされる所以です。
症例3:60代の人が10歳くらい若返った例
治療前
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60台の肌。しみ、くすみが強く、小皺やタルミも非常に目立つ。毛穴の開きが目立ち、肌の凹凸が著明。まさしく、加齢による変化が進んだ典型的な例。 |
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肌のくすみがとれ、透明感が非常に増加している。シワやタルミも明らかに取れている。特に、額のシワや目元の改善が著明です。 |
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症例4:傷跡も消せるレーザー
| これまで難しかった傷跡の修正が手術なしで、可能となりました。これは、少しづつ過剰な瘢痕組織を新しい正常な組織に置き換えることができるからです。やけどの跡、リストカット、ニキビ跡、豊胸の傷跡、わきが多汗症の手術跡など、多くの悩みが解決されると思います。 |
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2回治療後
4回治療後

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もっと詳しく知りたい方は、フラクセルのメーカーのHPを参照してください。特に、中央下のPHOTO GALLERYで、さらに多くの症例写真が見れます。英語ですが、写真ですので何方でも気楽に見れます。
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痛みについて
フラクセルは決してノーダウンタイムな治療ではありません。それなりの効果が得られるかわりに無痛でもありませんし、治療後の赤み、腫れ、痛みも多少なりともあります。共立美容外科宇都宮院では以下の3つの方法で患者様の痛みを柔らげる努力をしています。
1.麻酔クリームまたは麻酔テープの使用
フラクセルレーザーによる痛みを軽減するために宇都宮院オリジナルの20%キシロカインクリームを治療前30〜60分から塗布してもらいます。時間を節約したい患者様には麻酔テープを治療前60分からご自宅から貼付してもらっています。麻酔クリームを塗っている間は雑誌を読んだりマッサージチェアでマッサージを受けながらお待ち頂けます。
2.Syner-Cool(クーリングエアシステム)
レーザーを照射する前後に強力な冷却エアー(約5度)により皮膚表面を冷やして痛みを軽減するとともに、フラクセルレーザーの照射により熱を持った皮膚を冷却し照射後の色素沈着などのトラブルを予防します。特に痛みに敏感な患者様にはこれ無しではフラクセル治療は成り立たない、と言う程の必須アイテムです。他のレーザー治療の際にも活躍しています。
3.痛み止めの坐薬
ご希望のある方には治療15分前位に痛み止めの坐薬(肛門から挿入する薬、ボルタレン)を使用してもらっています。このお薬の使用により格段に痛みを感じにくくなります。坐薬ですので胃腸にも負担をかけませんし、食後でなくても使用出来ます。
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お勧め併用療法
1.サーマクール(RF高周波)
あくまでもフラクセルは表皮と真皮上層の変化をもたらすだけですので、それよりも深いレベル(最大皮膚表面から5mm)の熱収縮、コラーゲン増生が期待出来るサーマクールとの併用は現在のところメスを使わないノンサージカルな治療方法の中では最強のコンビネーションと言えるでしょう。同日治療も可能ですが、サーマクールを受けられた後(1週間後以降)にフラクセルを受けられた方が無難です。
2.リン酸化ビタミンC(皮膚吸収性ビタミンC)
フラクセルのお陰で皮膚表面に小孔が空いている状態を逆に利用して、薬品などの浸透性、吸収性を高めようというコンセプトです。美白、ニキビ、皮膚の若返りなどに効果のあるリン酸化ビタミンCのジェルもしくはローションを塗布します。元来、ビタミンCは刺激性がありますので、多少ピリピリ感があります。
3.ハイドロキノンクリーム(メラニン生成抑制剤)
メラニン抑制剤として代表的なハイドロキノンもフラクセル照射後の塗布が有効です。ただし、ハイドロキノン自体が少し刺激性のある薬剤ですので肌の弱い方などではフラクセル照射後の赤みが強くなってしまう可能性があります。
4.カイネレースクリーム(植物ホルモンによる繊維芽細胞の促進剤)
カイネレースは、カイネチンという植物ホルモンを含み、皮膚の線維芽細胞に働きかけてシミやシワの若返り効果をもたらすクリームです。トレチノイン酸のような「赤みや皮膚の剥離作用」がない日常的に使用しやすいクリームです。
5.フィブラストスプレー(繊維芽細胞生成促進剤)
前述のカイネレースクリームよりも劇的に皮膚の再生、若返りを促す薬剤です。形成外科分野では数年前から普及しており、熱傷や皮膚潰瘍、褥創などの治療では必須の薬剤となっています。非常に高価なのが弱点です。美肌のためならば「お金に糸目を付けない」方にお勧めです。
6.プラセンタ原液導入
プラセンタ(→プラセンタ)は胎盤エキスと呼ばれています。美肌、美白成分として効果があるプラセンタの原液を直接皮膚から導入させます。特に治療直後が一番有効です。これはアンプルに入っている医薬品ですので、患者様に手渡してご自宅で使用してもらう訳にはいきません。
7.共立ドクターズラボ製リッチマスク
共立美容外科が開発、販売している各種美肌成分(特にアミノグルカン)がたっぷりと含まれたマスクの使用もお勧めです。
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副作用について
1.色素沈着
日焼けした肌の患者様や元々日焼けを起こしやすい体質の患者様、レーザーの照射出力を過度に高くした場合などでは一時的に色素沈着を起こす可能性があります。ハイドロキノンクリームなどで対処しますが、治療前後の紫外線予防が重要です。明らかに日焼けを起こしている肌の方では、日焼けが治まるまで治療を待ったり、ハイドロキノンクリームなどで元の肌に戻してからの治療をお勧めする事があります。
2.熱傷、水泡
フラクセルの照射出力が強すぎたり、同一部位に連続で照射された場合に起こりえます。万が一、水泡形成などが現れた場合はクリニックに連絡して診察を受けて下さい。
3.皮膚のザラザラ感
フラクセル治療では1平方センチあたり最大で2000個の孔が開きます。その孔から代謝された表皮、真皮が脱落してきますので、照射後3日目位からザラザラした感触が出てきます。1週間程度でこのザラザラ感は無くなりますが、ザラザラしている期間は多少お化粧乗りが悪く感じられるかもしれません。
4.色調の変化(色抜け、ツートンカラー)
シミや肌のメラニンが多い方ではフラクセルを照射した治療部位だけがメラニンが少なくなりますので、その部位だけが白くなってしまったと感じる事があり得ます。顔全体にシミがある方や全体的にくすみがある方には顔の一部分だけの照射ではなく全体的な治療をお勧めします。
5.赤み、腫れ、痛み
フラクセルはその性質上、どうしても皮膚表面の炎症(軽度の熱傷)を伴います。個人差や部位による程度の違いがありますが照射後2〜3日の患部の赤みと腫れ、照射後30分程度のジンジンした痛みがあります。
6.インクの残り
フラクセルレーザーは患部を青いインクで着色しておいてからレーザーを照射する、という特徴があります。そのために照射前に専用の青いインクを皮膚表面んい塗布するのですが、毛穴の開きが大きい方やニキビ跡の凹凸のある皮膚などではインクが洗顔後もしばらく落としきれないで残ってしまう事があります。お化粧ではもちろんカバー出来ますが、1日位は少し気になるかもしれません。
7.一時的なニキビの出現、悪化
フラクセルレーザーはもちろん熱作用がありますので、その熱刺激によって皮膚の中の皮脂腺が刺激を受けてニキビが出来てしまったり、現在あるニキビが一時的にひどくなってしまう可能性があります。これは最終的には元に戻ります。
8.肝斑の悪化、潜在性肝斑の惹起(肝斑とはホルモンが関係しているタイプの顔面両側性のシミです)
日本に導入当初はフラクセルレーザーは肝斑(→肝斑)にも有効である、という触れ込みだったのですが東洋人の場合は白人と違って、やはり肝斑を悪化させてしまう場合があるようです。また、肉眼的には殆ど分からなかった肝斑がフラクセルレーザー照射によって浮き上がったように目立ってしまう事も経験しています。ですから、あらかじめ肝斑の治療を行っておいてからフラクセル治療を行うか、フラクセルレーザー治療中と肝斑治療を併用します。
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フラクセル料金表
使い古した肌をリセットし、新しい肌へ入れ替えます。アンチエイジングの決定版です。
* 毛穴がとれます。ニキビ跡に効果大です。
* ベビースキンへ戻します。
* くすみ、シミをとり、肌を入れ替えます。

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| 料 金 |
| 額 |
42,000円 |
| 両目の下 |
31,500円 |
| 鼻周り |
21,000円 |
| 頬(鼻含む) |
63,000円 |
| 口周り |
42,000円 |
| 顎下 |
42,000円 |
| 首 |
42,000円 |
| 顔全体 |
105,000円 |
| 顔全体+顎下+首 |
157,500円 |
| 手の甲両方 |
63,000円 |
| 片方 |
42,000円 |

| 面積計算(body) |
| 片手のひら |
42,000円 |
| 傷跡 |
10,500円 |
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● 1回の治療で10〜15%の皮膚の入れ替わりを目指します。
● 主な治療部位は顔、首、手などにですが全身に対応しています。
● 治療時間は顔全体で約20 分。
● 治療回数の目安は3〜6 回。間隔は4週間です。
● 治療後2日位は患部の赤み、腫れがございます。
● 角質層が影響を受けないので、照射した日のメイクやひげ剃りも可能ですが、翌日からにしてください。
● エネルギーやスポット密度を変えることで、治療内容をアレンジできます。 ニキビ跡やシワは出力を強く、シミ、毛穴の開きは、密度をあげる必要があります。
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